読書の時間 「ルール！」

ルール！
シンシア・ロード／作 　おびか　ゆうこ／訳 　（主婦の友社　１６８０円）
【内容紹介】
主人公キャサリンは、１２歳の女の子。自閉症の弟がいる。
弟にうまく生きていくための「ルール」を教えこんでいるが、うまくいかないこともけっこうある。夏休みに、となりの家に同い年の女の子が引っ越してきた。キャサリンは、仲良くなろうとするが・・・・。
「自分」でいることの難しさ、生きていく上で本当に大切なことを教えてくれる一冊。


今、世間では自閉症についてだいぶ認知されてきたが、ついに児童文学に登場か！というのが、最初の感想だった。テーマとしては重くなりそうだが、この作品はユーモアがあり、とっても明るい。ニューベリー賞受賞というのもうなずける。

アーノルド・ローベルのがまくんとかえるくんのセリフが、随所に出てきて、これが効果的！　ほのぼのとした気持ちになれる。（がまくんとかえるくんを知らない人には、この作品の良さは半分しか伝わらないだろう。）
　


ひっしに背のびしたり、がんばったりしなくてもいい、自分のままでいられる友だちが、やっぱりいちばんだ

自分の言葉でしゃべるのはいいことかもしれないけど、ほかにもだいじなことがいっぱいある。明日、そのことをママにちゃんとつたえよう。あたしとデービッドだけがわかる、ささやかだけど、とくべつなおしゃべりを、いつまでもだいじにしたいから。


　　　　中高生へのおすすめ度★★★☆☆

タグ：感想 ルール！ がまくんとかえるくん 読書 本

コメント 3

初めまして！
遊びに来ました！
良かったら私のブログに来てくださいね！
これから、ちょこちょこ遊びにきます！よろしくです<m(__)m>
by aosima0714 (2009-07-30 13:54) 

→aosima0714 さん
はじめまして！　
いらっしゃいませ！（最初のコメントを寄せてくださって嬉しいです）
aosima0714 さんのブログに、さっきおじゃましましたが、いきなりスゴスギ！で、圧倒されちゃいました。
私なんて、やっとのことで画像を貼ったくらいですから。分からないことだらけでウロウロしてます。（そこが４０代のPCオンチの悲しさ・・・）
DoorJapan、「これひとつあれば」という感じで便利そうですね。
また遊びに行きます。いろんな便利情報、楽しみにしてます。
by えっつん (2009-07-30 15:10) 

読んでみたくなりました。
by あきんたん (2009-08-09 18:14)